すみっこナースのひとりごと

職業:看護師 2018年に呼吸療法認定士に合格。その時の経験や日々のことをまとめてみる。

呼吸療法認定士目指す人の勉強ノート  総論の歴史

総論の歴史関係まとめてみた

 

1744  口対口人工呼吸                  

1754  二酸化炭素発見

1771  酸素発見

1871  カフ付き気管切開チューブ

1897  伝染病予防法

1880  経口気管挿管による麻酔

1929  鉄の肺

1951 結核予防法

1953  手動式陽圧人工呼吸装置

1954  重量式人工呼吸器

1964  ヘルシンキ宣言

1965  高気圧酸素療法

1967  ARDSの提唱

1971  間欠的強制換気

1981  カプノメーター臨床使用

   AIDS予防法

   リスボン宣言

1983  パルスオキシメーター臨床仕様

1985  在宅酸素保険適応

1990  在宅人工呼吸療法の保険適応

1995  製造物責任(PL)法

1997  介護保険

2003  個人情報保護法

2004  AEDの一般使用認可

2007  結核予防法を包括した感染症

 

 

 

 

さくっと解説

  • 一番古いのが、口対口での人工呼吸

  めっちゃ大変そうだし、するものされるのも抵抗ありまくり。

 

  • 二酸化酸素酸素なら、二酸化炭素の方が先に見つかってます。

 

  • カフ付き気管切開チューブって1800年代なんですよ!今でもやってますよね!200年の歴史ってえぐい!

 

  • 鉄の肺はポリオで呼吸麻痺になった患者さんに使用されていました。

  鉄でできた筒に患者さんが入って、中を陰圧にする事で呼吸してたんですって。陰圧換気・・。

  人工呼吸器の祖先ですね。鉄の筒に24時間入りっぱなしだから、結構辛そう。

 

  • 1951(昭和26年)年は結核が日本人の死因では2位。昭和20年では死亡原因の1位。

  発症しやすいのは、HIV(+)、免疫抑制、透析、胃切除後、DM、ステロイド大量使用中の患者さん。

  空気感染するから個室管理、陰圧空調、N95マスク使用すること。

 

  • 手動の陽圧換気って24時間手動です。 手動ですよ!この時代に看護師じゃなくてよかった。。

  さすがにしんどいので、翌年の1953年には人工呼吸器が満を辞して登場。

  でも重量式オンリーでした。

 

 

  • 高気圧酸素療法って、大気より高い気圧の中で、100%の酸素を吸って身体中に酸素を送る治療法。

 

  • 肺炎や敗血症で重症の呼吸不全を起こすことをARDS(acute respiratory distress syndrome)急性呼吸窮迫症候群

  人工呼吸器の1回換気量は少なめに、肺保護戦略で治療してくやつ。

 

  • 間欠的強制換気(intermittentmandatory ventilation;IMV)は、意志とは関係なく陽圧換気しちゃうモード。

  自発呼吸があったら使えないよね。くるしそーーー。全身麻酔の時はこれでもいいけど。

 

  • カプノメーターってETCO2とも言うね。ETCO2は、血液ガス分析から得られる動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)との相関性が高いから、ETCO2からPaCO2の変化を推測できちゃう。患者さんの換気状態がわかるし、呼吸器外れもわかる。

 

  • AIDSってゲイの奇病なんて言われてて、差別も多かったんだよね。元々はアフリカの猿が感染の起源。

 

  • リスボン宣言は患者さんの権利!良質な医療を受けて、選択の自由もあって、自己決定できる。

 

  • 1985から在宅酸素、1990年から在宅呼吸器が保険適応になったから、非侵襲的陽圧換気:NPPVが普及されていったんだね

 

 

ざっくりと呼吸療法認定士の試験範囲の歴史項目をまとめました。

よかったら参考にしてくださいね。

 

試験がんばろうᕦ(ò_óˇ)ᕤ