呼吸療法認定士目指す人の勉強ノート 総論の歴史
総論の歴史関係まとめてみた
1744 口対口人工呼吸
1754 二酸化炭素発見
1771 酸素発見
1871 カフ付き気管切開チューブ
1897 伝染病予防法
1880 経口気管挿管による麻酔
1929 鉄の肺
1951 結核予防法
1953 手動式陽圧人工呼吸装置
1954 重量式人工呼吸器
1964 ヘルシンキ宣言
1965 高気圧酸素療法
1967 ARDSの提唱
1971 間欠的強制換気
1981 カプノメーター臨床使用
AIDS予防法
リスボン宣言
1983 パルスオキシメーター臨床仕様
1985 在宅酸素保険適応
1990 在宅人工呼吸療法の保険適応
1995 製造物責任(PL)法
1997 介護保険法
2003 個人情報保護法
2004 AEDの一般使用認可
さくっと解説
- 一番古いのが、口対口での人工呼吸。
めっちゃ大変そうだし、するものされるのも抵抗ありまくり。
- 二酸化酸素と酸素なら、二酸化炭素の方が先に見つかってます。
- カフ付き気管切開チューブって1800年代なんですよ!今でもやってますよね!200年の歴史ってえぐい!
- 鉄の肺はポリオで呼吸麻痺になった患者さんに使用されていました。
鉄でできた筒に患者さんが入って、中を陰圧にする事で呼吸してたんですって。陰圧換気・・。
人工呼吸器の祖先ですね。鉄の筒に24時間入りっぱなしだから、結構辛そう。
- 1951(昭和26年)年は結核が日本人の死因では2位。昭和20年では死亡原因の1位。
発症しやすいのは、HIV(+)、免疫抑制、透析、胃切除後、DM、ステロイド大量使用中の患者さん。
空気感染するから個室管理、陰圧空調、N95マスク使用すること。
- 手動の陽圧換気って24時間手動です。 手動ですよ!この時代に看護師じゃなくてよかった。。
さすがにしんどいので、翌年の1953年には人工呼吸器が満を辞して登場。
でも重量式オンリーでした。
- ヘルシンキ宣言はヒトを対象とする医学研究の倫理原則!患者や被験者の利益ファーストとインフォームドコンセント
- 高気圧酸素療法って、大気より高い気圧の中で、100%の酸素を吸って身体中に酸素を送る治療法。
- 肺炎や敗血症で重症の呼吸不全を起こすことをARDS(acute respiratory distress syndrome)急性呼吸窮迫症候群
人工呼吸器の1回換気量は少なめに、肺保護戦略で治療してくやつ。
- 間欠的強制換気(intermittentmandatory ventilation;IMV)は、意志とは関係なく陽圧換気しちゃうモード。
自発呼吸があったら使えないよね。くるしそーーー。全身麻酔の時はこれでもいいけど。
- カプノメーターってETCO2とも言うね。ETCO2は、血液ガス分析から得られる動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)との相関性が高いから、ETCO2からPaCO2の変化を推測できちゃう。患者さんの換気状態がわかるし、呼吸器外れもわかる。
- AIDSってゲイの奇病なんて言われてて、差別も多かったんだよね。元々はアフリカの猿が感染の起源。
- リスボン宣言は患者さんの権利!良質な医療を受けて、選択の自由もあって、自己決定できる。
- 1985から在宅酸素、1990年から在宅呼吸器が保険適応になったから、非侵襲的陽圧換気:NPPVが普及されていったんだね
ざっくりと呼吸療法認定士の試験範囲の歴史項目をまとめました。
よかったら参考にしてくださいね。
試験がんばろうᕦ(ò_óˇ)ᕤ